お客さんが支払った消費税を事業者が預かった上で国に納税するのが基本的な仕組みです。
納付すべき消費税は下記の差引計算で求められます。
納付する消費税額 = 売上の消費税額 ― 仕入の消費税額
この結果、消費税は納付する場合もあれば、還付を受ける可能性もあります。つまり上記の結果、+(プラス)(「課税売上に係る消費税額」―「課税売上に応じて仕入れたものに係る消費税」>0)であれば納付、反対に―(マイナス)であれば還付額という構造になっています。
☆減価償却や棚卸の必要がない
消費税には固定資産の減価償却や商品の在庫を調べて売上原価を計算するなどを行う必要はありません。
☆売上値引・貸倒れも控除する。
このため売上値引きや貸倒れの金額に見合う消費税額は、仕入の消費税額と同じように納付税額から控除します。