弊社の理念として「顧客満足度ナンバー1を目指す会計事務所にする」というものがあります。
そういうわけで会計事務所でいう顧客満足度ナンバー1というのは何なのかを考えています。
我々のような専門家の悪い癖は自分の考えを押し付けてしまうことです。
本来、会計事務所もサービス業に近い業種ですので常にお客様がどのような反応を示しているのか、またどのような対応を望んでいるのかを考えていかなければいけません。
しかし、現実問題として、お客様のことを考えている人は少なく、むしろお客様に自分の考えを押し付けている人もいると感じています。
顧客満足度ナンバー1という目標を掲げた以上、常にお客様が何を望んでいるのかを考えることはとても重要です。
でもそれだけではいけません。前述と矛盾するのですが、時として自分の考えをお伝えすることがとても重要となる場面があります。
というのも常にお客様の要望に応えることは、時として目先のことにとらわれすぎることもあるためです。
「小善は大悪に似たり、大善は非常に似たり」という言葉もある通り、時としてお客様の要望に応えることは長い目でみると、会社にとって不利益を招くことがあるということもきちんとお伝えしなければいけません。
それができることが本当の意味での顧客満足度ナンバー1だと考えています。