赤字企業の特徴ということで今回は話をしてみたいと思います。
今までいろいろな会社のコンサルティングを行ってきました。
そこで感じたことがあります。
何故赤字になるのか、赤字になるのもいろんな理由があります。
シンプルに考えるのであれば、売上より費用が多かったということになりますが、なぜそのようになるのか、つまり売上よりも費用が多くなってしまうのか。
これにはいろんな理由があるでしょう。売り上げが急激に落ちてしまった、先行投資を行ったが売上が思ったように伸びなかった、などです。一方コスト側にも原因はあります、円安で仕入れ単価が上昇してしまった、単価が上昇してしまった、余計な修繕費用が発生してしまったなのです。
ここでちょっと立ち止まってほしいのですが、売上は相手によるところが多いのですが、コストは自社で何とかできることが多いことは言うまでもないことだと思います。
そして売上は予期できないものなのですが、コストはある程度、予期できることがあります。
ということはコストはコントロールできるということです。コストがコントロールできるということは、コストは減らそうと思えば減らすことができます。
先ほど赤字の原因は売上より費用が大きいといいました。
要はコストを売上より低く抑えれば赤字にならないわけです。
でもそれがなかなかできませんね。それは何故か、過去からのしがらみがあるためです。
過去からずっとこの費用でやってきたものは急には代えられないことが多いです。
例えば給料や家賃などがこれに該当します。
経営者はこれに悩まされるわけです。
急に変えられないコストがあるのであれば、予め前もって動いておく、準備しておくことがとても重要になります。
急に変えられないコストほど、前もってコスト減の準備をしておくことがとても重要になるのです。
日々実施した方がいいコスト管理は、いろんな会費の費用、保険料、家賃、リース代などです。
預金通帳を見てると、こんなものにコストを払っていたのか、、、と唖然とすることがあります。
いたずらに経費カットだけを話ていると確かにつまらない、ネガティブな話になりがちですが、将来従業員のボーナスに回すために経費カットをしているんだ、という立てつけであれば、ネガティブではないですね。
また給料にしても基本給を下げてボーナスを上げる、などの施策であれば急な費用の減少への準備もできるというものです。
是非、ご検討下さい。