今回の税務調査のポイントは社内販売についてです。
社内販売はご存知の通り従業員に本来お客様に売る商品を販売することです。
その社内販売は通常、お客様に売る商品価格よりも安く販売されます。
税務調査ではどのようなところがポイントとされるかというと、あまりにも安い社内販売価格である場合、税金を追加で払わなければいけない、ということです。
もう少し詳しく話をします。
税務上の社内販売価格の水準は決まっていて、売上(販売価格)の70%と決まっています。
これを超える社内販売価格(例えば40%割引)を行った場合、購入した本人の給料とみなされます。
給料とみなされるということは、購入した本人から源泉を差し引かなければいけません。
もし税務調査が入り、源泉税の徴収漏れとしてされたにもかかわらず、購入した本人が既に会社を退職していたら・・・
この場合は本人に負担させたくても負担させられない、ということになりますので会社負担となる可能性もあります。
社内販売については十分に気を付けてください。