会計士がお勧めする事業計画の作成の仕方~第1回~
事業計画書とは何かといいますと、経営者が考えている事業のアイデアや会社経営の方向性・方針を文字・数値を用いて表現したものです。
上場企業であれば当然のように作成しているはずですが、中小企業では金融機関に求められたことでもなければ、事業計画は経営者の頭の中にあり、事業計画書として文書化している企業は少ないのではないでしょうか?
しかしながら、しっかりした計画がなく偶然にまかせた経営では一時的に成功を収めることができたとしても、長期的に業績を持続させることはまず不可能です。そこに事業計画書を作成する必要性があります。
どのような事業領域でどのような顧客を対象とし、自社のどのような強みを発揮して事業を行うのか、その事業環境の現状と将来の見通しはどのようになっているか、何年後にどれくらいの売上や利益の達成を目指すのかといったことを計画し、会社経営の指針とするものです。
事業計画で必要な要素は
- 対象とする顧客
- 自社の強み
- 事業環境の現状
- 将来の目標